柏崎・長岡(旧柏崎県)発、
歴史・文化・人物史
義父宅での食事の時、彗星が異常に明るくなるというニュースがあったことを知った。 確かめてみると、1つではなく2つの彗星が、急激に光量を増大させていることが判った。 6乃至7等星代だったスワン彗星が4等星、17等程度であったホームズ彗星が、約40万倍の2等星代に大バーストしたというのである。 (残念ながら、義父宅からの帰りに空を見上げてみたが、確認は出来なかった。) 昨年あるいは一昨年読んだエリック・コタニことNASAの近藤陽次博士の『Supernova』という小説を思い出した。 確かシリウスのαだったかが、超新星化し、その宇宙線の嵐が地球を直撃するというストリーだ。 それに、ディスカバリーCHだったか、ヒストリーCHでは、20世紀最大の預言者と云われるエドガー・ケーシーの特集を放送していた。 更に、ハインリッヒの法則を地でいくような不祥事の連続。 その上、株式市場がある。 何だか、全てが終末論を暗示しているのではないかと感じるのである。 ゴールドラットは、その作品の中で「マーフィーが現れる」という表現をしばしば使っている。 「マーフィーの法則」のマーフィーである。 「起こる可能性があるものは、いつか起こるものだ。」 「巧く行かない可能性があるものは、矢張り巧く行かないものだ」など、言われて見れば、そうかもしれない経験則が、当にマーフィーの法則の如く、世の中に広まった経験則だ。 ゴールドラットのいう「マーフィー」は、ボトルネックの発生とか、システムの中に必然的に生じる問題点あるいは不具合というような意味でだろう。 今の状況は、社会というシステムで発生した小さな問題点、例えば、小さな倫理的欠如が蓄積され、それがシステム全体に影響を与え始めた結果といえるのではないだろうか。 小さな善意は足が遅い。 反して、小さな悪意は足が速い。 足の速い悪意を先頭にすれば、足の遅い善意との間は益々広がっていく。 弱者の問題を先ず考えなければ、強者との格差は急速に広がっていく。 言い方は様々だが、要は、社会というシステムには、利益を生むための様々なテクニックが適用できないのではなく、適用されていないのである。 例えば、トヨタの工程管理の一つ「看板方式」がある。 先の工程の状況(進捗状況)を後の工程に「看板」に書いて知らせ、 後の工程の進捗を調整する。 何故、こうした方法が社会には適用されないのか。 甚だ疑問である。 「看板方式」は、多くの事を示唆している。 見方を変えれば、歴史の先頭に立つ現在の人々が、過ぎ去った過去へメッセージを送る、あるいは、将来の人々へメッセージを残すという「フィードフォワード」ではないだろうか。 「過去にメッセージを送る」という考えは、論理的におかしいと思われるかもしれない。 しかし、過去の人々には、将来の人々に託した思いがあったはずだ。 親が子に託すように。 それに応えることが、あるいは、恨み言でもかまわないが、それを伝える、言い換えれば、先人の思いを確認することが必要ではないか。 歴史は、人の連鎖でもある。 完成品が何か判らない生産工程に似ている。 トヨタには、エマージェンシー・ストップが工程の中に組み込まれていると云う。 それぞれのワークセンターには、その為のボタンがあるそうだ。 そのボタンが押されると、全工程が停止する。 その間に、問題が発生したワークセンターの障害を解決 以前にも書いたが、現状を知ろうと思えば、少なくとも2世代60年(もっとかも)は遡る必要がある。 そこか一つ一つの足跡、むしろ痕跡というべきかも知れないが、それを辿らなければ今を状況を把握することが出来ない。 (権威ある期間であれば、そんな必要はないのかもしれないが。) すなわち、ヒューマン・ファクターを考える限り、過去に遡り、現在に至り、そこから先のことを推測することになるのである。 当に「フィードフォーワード」ではないか。 予測した訳ではないが、3年前までの5年間、そうした情報を収集した。 可能なものは、必要と思われる個人データも追求した。 記憶と思考の構造も、実は、変更したのである。 話が、2つの彗星の話から思わぬ方向に展開したが、シューメーカー彗星群の木星への衝突を思い出して欲しい。 ジュピターは、第二の太陽になる可能性を持っているのだ。 影響は広範囲に及び、半年間も続いたといわれる衝突の痕跡は、太陽にも影響を及ぼす。 2つの彗星のバースト、彗星の出現は、中国的革命思想、すなわち循環する自然、昔から天変地異あるいはシステムの大変革をもたらすと云われるのだから。 因みに、ハレー彗星だったか、小学生の時に見た、その姿は、美しさとともに、何かしら不安を感じさせたものである。 Best regards |
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プロフィール
年齢:
77
性別:
男性
誕生日:
1947/05/18
職業:
よろず相談家業
趣味:
歴史研究、読書
自己紹介:
柏崎マイコンクラブ顧問
河井継之助記念館友の会会員
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