柏崎・長岡(旧柏崎県)発、 歴史・文化・人物史
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『中鯖石村誌』は単なる地誌あるいは郷土史ではない。

 南北朝時代、人々は各地に散り、それぞれの地で、今に繋がる歴史を築いた。それを著すのが、今回手がけた『中鯖石村誌』である。三浦の乱で流れが変り、大江氏に連なる毛利氏は、本家筋の永井氏の背景もあり、命脈を越後と安芸に繋ぐ。ただ、不思議なのが、中興の祖・元春の時、何故に、本貫の地である越後国佐橋を捨て、安芸国吉田に本貫を写したのか?
 かく言うう我が先祖、安芸国山県郡の坪野に定着したのが天文11年、今もその地に在住する。その初代は、通称を永井蔵人、二男であった事もあるのかも知れないが、今の梶谷の祖・斎藤氏の養嗣子となった。尹盛(ただもり)という。

 家に伝わる古文書に、安芸国山県郡坪野に着とした訳が伝わる。尼子氏との最前線、太田川と水内川が交わる要衝の地。毛利氏が関ケ原に敗北し、防長二ヶ国に追いやられた時、越後の上杉氏と同様に、可能性としての「捲土重来」を期し、遺民を残した。

 それはさて措き、今回、『中鯖石村誌』を公開するのは、縁もさることながら、個人としての限界を感じるからだ。

 先日、カナダ移民の苦難の歴史が放映された。中鯖石から移民として海を渡るのは一人、シアトルの移民局に足跡がある。

 中途なのだが、読者貴兄の意見が聞いたい。納得がいかなないまま、集めた史料とその警鐘を聞きたい。

Best regards
梶谷恭巨


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