柏崎・長岡(旧柏崎県)発、 歴史・文化・人物史
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  岡田孤鹿は、天保5年(1834)に柳河に生まれる。 幼くして技量尋常に卓越していたそうだ。 安政4年(1857)より明治12年(1879)まで、官界にあったが、明治13年より、福岡県会議員となり、明治13年11月より同15年9月には副議長を務め、明治23年、衆議院議員に当選し、一期四年間国政に尽くしたが、「代議士として国家に尽くすも、実業を以って治績を挙げるも、その国家に尽くす所以は一なり」と、農業に身を投じて、遊惰な世間を驚かそうと、明治27年、当時の住所、勇払郡厚真村(現、厚真町)に移住し、自ら鋤鍬を取って、荒野を耕し、農場経営に成功したが、この間、一度も、津軽海峡を渡らなかったと云う。

 
 この人物は、実に興味深い人物である。 友人の故郷と同じこともあり気になる存在だった。 調べてみると、『荒野の郷(こうやのさと)-民権家・岡田孤鹿と二人妻』という森崎和江氏の著作があった。
 
 幸い150円+送料で入手できるので、これは無理しても入手することとした。 そこで、岡田孤録に付いては、その書籍を通読し、他の史料と比較して書くことにしたい。
 
 ただ付け加えると、岡田孤鹿を多少なり追ってみると、九州、福岡・熊本・大分近辺の自由民権運動や鉱山業などの発展史と相俟って、現在の九州北部の形成史を垣間見ることが出来るようだ。 特に、縁のある大分県については、ゴールドラッシュ(金山王・成清博愛)の歴史との係わりで、何とも興味深い事実に行き当たった。 まあ、この話、先のように注文の本が届いてからのことにしよう。
 
Best regards
梶谷恭巨

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