柏崎・長岡(旧柏崎県)発、 歴史・文化・人物史
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しばらく掲載しなかったのだが、これには理由がある。ある本で出会ったのである。まず、その経緯を紹介する。

 前回、柏崎から「奇兵隊」への参加について書いたのだが、その後、調べられる範囲で、調べて見た。一つは、『奇兵隊日記』である。その越後関連部分をダウンロードし、更に関連史料を追いかけて見た。ところが、「柏崎」をキーワードで検索して、面白い史料がヒットしたのだ。それが、『柏崎華街志』である。

 歴史を追求する場合、表裏を考える。要するに、裏面史の中に何かしら重要なキーワードがあるのでは、と考える訳だ。ところが、これが結構難しい。何しろ「裏面史」なのだ。例えば、戊辰戦争における「侠客」の存在と、その後。あるいは、表面的には公開史料であるが、実は、裏面史を伴うもの。

 しかし、一つ言えるのは、社会の裏面を物語った史料ではないのではないかと謂う疑問だ。『柏崎通信kデジタルライブラリー』で、『況翁閑話』を挙げたのも、その一例である。

 ところが、こうした名を為し功を遂げた人々の回顧録では、必ずしも時代背景を知るのは難しいのだ。勿論、書き残すには、それだけの教養資質が必要だろう。それを知った上で、求めるなら、当に社会の裏面ではなかろうか。例えば、ローマの生活史を知るには、先ず「ポンペイ」であるが如く。

 前置きが長くなったが、現在、『柏崎華街志』に注釈をつけて、配信版『柏崎通信』に連載している。今日、その17回を配信した。しかし、注釈を書きながら、未だ三分の一を消化していない。(現在は、38回)

 何しろ、花柳界は複雑怪奇であり、且つ、調べて見ると、維新後の明治政府の苦慮が見えるからなのだ。そう、表向きの歴史の背景に、庶民、しかも、最も最古の職業と言われる「売春」あるいは「遊女」の存在が、いつの時代からか、意図的に「裏面」に押しやられ、伝統文化に多大な関係のある「裏面」史が、「蓋をされた状況にある」事を知ったのである。

 斯書けば、非難もあろう。しかし、それは、時系列における特異点か、否、人類の歴史は、アフリカの一人の「ミトコンドリア・イブ」から発せられたという。犬は、今のトルキスタン辺りの三匹の狼から始まったとか。序に言うと、猫の場合は、相当に違うらしい。ロシアで実験をした人がいる様で、犬の場合、数世代で、形質懈怠の異なる種が生まれるそうだが、猫科は、例えば、ライオンと家猫の場合、先のように「ミトコンドリア・イブ」が特定できず、三匹のイブ、という事らしい。(ナショナル・ジオゲオグラフィック)

 話が逸れてしまったが、この問題、先のように17回書いているが、さて、どうしたものか。読者諸兄に聞く次第である。(現在は38回)

 論旨、纏まらず処諸兄は、ご迷惑かも知れないが、公開の可否、お伺いする次第である。コメントでも頂ければ幸い、と云う事です。

Best regards
梶谷恭巨



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